医薬経済オンライン

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回復基調と言うにはまだ早い「住友ファーマ」

リストラ断行、株価は上昇中だが

2024年9月1日号

 滑り出しは上々といったところだろうか──。7月31日公表の住友ファーマの24年度第1四半期の決算は、営業利益段階での赤字こそ残ったものの、売上収益は増収、純損益も黒字化するなど、まずまずの内容だった。売上収益の増加は主力製品が伸びたためで、通期予想に対する進捗率は26.8%。前年同期で389億円の赤字だった純損益が159億円の黒字に転換できたのは人員削減などの構造改革によるコストカット効果が得られたからだ。6月に就任したばかりの木村徹社長は無事、初陣を飾れたこととなる。  ただ同日、さらなる構造改革のため、同社過去最大規模となる約700人の希望退職を募ることも発表した。11月30日時点で40歳以上かつ勤続5年以上の社員が対象。製造部門と、将来の柱に位置付けている再生医療担当部門は除く。  700人は国内社員の4分の1に相当するというこ...  滑り出しは上々といったところだろうか──。7月31日公表の住友ファーマの24年度第1四半期の決算は、営業利益段階での赤字こそ残ったものの、売上収益は増収、純損益も黒字化するなど、まずまずの内容だった。売上収益の増加は主力製品が伸びたためで、通期予想に対する進捗率は26.8%。前年同期で389億円の赤字だった純損益が159億円の黒字に転換できたのは人員削減などの構造改革によるコストカット効果が得られたからだ。6月に就任したばかりの木村徹社長は無事、初陣を飾れたこととなる。  ただ同日、さらなる構造改革のため、同社過去最大規模となる約700人の希望退職を募ることも発表した。11月30日時点で40歳以上かつ勤続5年以上の社員が対象。製造部門と、将来の柱に位置付けている再生医療担当部門は除く。  700人は国内社員の4分の1に相当するということ

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